中国の文化

万里の長城 正式名称は中華人民共和国といい、首都は北京にあります。人口は世界最多で国土面積の広さはアジア最大を誇っています。

人口の90パーセント以上が漢民族ですが、チベットやモンゴルなど多くの少数民族が存在します。世界でも有数の多民族国家としても知られています。 中国の文明は世界でも最も古い文明の一つとしても知られており、諸地域に与えた影響力はとても大きいと言われています。

中国の民族衣装も民族の数だけあります。人口の多い漢民族の民族衣装は「漢服」(上は衿のある上着で、下はスカートのようなもの)となります。中国の民族衣装と聞いて私たちが思い浮かべるチャイナドレスは、厳密に言うと清代の満民俗の宮廷衣装のことで、中国語では旗袍(チイパオ)といいます。

公用語

中国には多くの少数民族が存在していて、それぞれが少しずつ異なった中国語を話します。そのため、中国語と一口に言っても、少数民族の数だけ種類があると言っても過言ではありません。お互いに話す言語が違いすぎて意味がわからないという場合もありました。

そこで、みんなが共通して使えるように首都北京で使われている北京語を公用語としています。 中国ではこの北京語のことを「普通語」と呼んでいます。一般的に中国語というと、この北京語(普通語)のことを指します。 ちなみに香港では北京語の他に、広東語や英語も公用語となっています。

宗教

意外に思われるかもしれませんが、中国に国教はありません。主な宗教は仏教・イスラム教・キリスト教・道教などです。

ただし宗教を信仰している人は総人口の1割程度といわれていて、多くの国民は様々な宗教のよいところを取り入れて信仰している傾向にあります。

スポーツ

伝統的なスポーツとしては少林拳や太極拳などの中国武術があげられます。

中国はスポーツに力を入れており、1995年には「全民健身計画」という国家をあげてのプロジェクトも打ち出されています。スポーツの競技人口も増え、急激に成長してきています。中でもバスケットやサッカー・卓球・バトミントンなどの人気がとても高いです。